2010年02月

100FEET  2

100フィート マーニー・ワトソンはDVを繰り返す警官の夫マイクを殺害した罪で
 服役していたが、発信器つきのアンクレットを着用して
 自宅待機することを条件に釈放される。
 しかし、彼女に許された行動半径は30m。
 その上、窓の外を伺うと夫の相棒だったシャンクスが、
 彼女が執行猶予の条件に違反しないかを常に監視していた…。




 ホラーとは知らんかった。
 サスペンスか何かかと思ってたんやけど。
 
 DV夫を殺して服役してたマーニーが発信機付アンクレットを着けて自宅待機に。
 行動範囲は30m。
 家の中でさえ満足に動けない中での生活で、通りには夫の元同僚が
 常に監視してるところへ、死んだ夫の幽霊が現れたから、さぁ大変。

 ファムケの妙に筋張った体が気になりました。
 ガリガリってわけでもないのに、首筋にも腕にも筋が立っててさ。
 でもって、DV夫にはお久しぶりのマイケル・パレ。
 が、写真での登場と最後に一瞬、登場するだけ。
 幽霊での登場はマイケル・パレなのかさえわかりません。
 あんなにかっこよかったのに、なんだか崩れちゃったなぁ。
 DV夫の元相棒にはサード・ウォッチのボビー・カナヴェイル。

 
 ホラーなんですが、怖くはなかった。
 突然、猫が飛び出してきたり、ディズポーザーから手が出てきたりして
 わかっていても、びっくりはしましたが。
 ぼやーんとしたマイケル・パレの幽霊はうーん・・・何だかなぁって感じです。
 
 マーニーも最初こそマイクの幽霊に驚くものの、意外にあっさり幽霊を受け入れて
 とりあえずひとりでできることをして、神父に助けを求めるねんけど
 あっさり手におえません・・・って断られる始末。
 ってゆーか、大金を寄付してもらっといて何もせーへんのってどうなのよ。
 それなら神父を登場させずとも良かったのでは?
 逆に神父もおののくほどの力を持った幽霊がいるってことにしたかったのか。
 ま、確かに力はあったわな。
 幽霊のくせに人間をぼっこぼこに殴り殺してたし。
 心霊的に怖いって思う基準が日本とアメリカでは違うのか、かえってこんな
 暴力的な幽霊は興ざめしてしまいました。


 

ミッドナイト・トレイン  2

ミッドナイトトレイン クリスマス・イブ、深夜、特急ナイチンゲール号。
 中年男カイロがギリギリで乗り込んで来る。
 老車掌のマイルズは時計を確認し出発。
 しかし、ほどなくして事件が起こる。
 乗客のピートとクロエが乗る車両でカイロが突然死する。
 ピートはカイロが持っていた箱に興味を示すが…。




 スティーブ・ザーンとリーリー・ソビエスキーを同じ映画で見るのはロード・キラーぶり。
 ロード・キラー、おもしろかったなぁ。
 スティーブ・ザーンがダメダメな兄貴の役で、リーリー・ソビエスキーは弟の彼女役でしたが
 今回もスティーブ・ザーンは酒に溺れるセールスマン役。 
 情けない役とかダメ人間な役がすごくピッタリはまるねんけど。
 

 今回もダニー・グローバーはいつもの人の良さげな夜行列車の車掌さん役です。
 途中乗車の客が急死、その客が持ってた箱の中身を偶然知ってしまった
 乗客のピートとクロエ、車掌のマイルズがそれぞれの夢のためにその箱の中身を
 ネコババすることを決意してチームを組むことに。
 最初は上手くいく計画に思えたのに、箱を巡って二転三転するお話です。

 死体の始末に使うトランクに死体が入らんからと医学生のクロエが肉きり包丁で
 ダーン、ダーンと死体を切断していくとこらへんまではよかったんやけど
 そこから先は急におもしろくなくなっちゃった。
 夜行列車は猛スピードで走ってるけど話は失速しちゃったよ風味です。
 結局、見る人によって箱の中身は違うってことだけはわかったけども
 その箱が一体何なのかは説明されずで、イラっとするし。
 キャストを見て、おもしろいやろうと想像してたのに、意外におもしろくなくて
 がっかりした1本でした。


  

ドクターハウス シーズン2  4

ドクターハウス2 ”人はウソをつく”が口癖で、患者の診察を極度に嫌う
 偏屈な診断医グレゴリー・ハウス。
 生死に関わる重大な局面でさえ、およそ医者とは思えない
 悪態の数々を繰り出し、患者とのトラブルが絶えない。
 しかし患者の命を救うためならどんな手段もいとわず、
 天才的な頭脳と独自の視点で次々と難病を治してく。


 
 DVD12枚、全24話。
 医療ドラマは日本の救命病棟24時程度しか見たことないです。
 たいして好きなジャンルでもないし、興味もなかったんやけど。
 でもテレビでシーズン1を見ちゃったし。

 シーズン1のラスト近くで、ハウスの元恋人ステイシーが登場。
 旦那の病気を治してほしくてハウスの元にやってきたんですが。
 5年もステイシーを引きずってたハウスが、ステイシーとよりを戻しそうになるものの
 結局は病気で歩けなくなったステイシーの旦那のためにステイシーを
 諦めたり、キャメロンがHIVに感染したかも?になったり、フォアマンが原因不明の
 病気に感染して死にかけたり。
 そして最終話ではハウス自身が撃たれて死にかけます。
 
 ラストが、えぇぇぇって終わり方なうえ、後半からシーズン3への伏線もあって
 気になって気になって仕方ないです。
 
 
 おもしろいねんけど、難しい言葉が頻繁に出てくるのがツライところです。
 いっぱい病名が出てくるねんけど、それがどんな病気なのかわからんから
 時々ついていけないことがあるのが難点です。
 でも早くシーズン3みたいと思います。


 

ヒットマンズレクイエム  5

ヒットマンズレクイエム 殺し屋のレイとケンは、ロンドンで一仕事終えた後、ボスである
 ハリーからほとぼりが冷めるまでベルギーの地方都市
 ブルージュに潜伏するよう言われる。
 気楽にブルージュ観光を楽しむケン。
 対照的に、ある理由から情緒不安定に陥っているレイは、
 次第に不満を募らせてゆく。
 そんな彼らをとんでもない運命が待ち受けているのだった・・・。


 原題はIn Bruges。
 ちらっと予告を見て、なんとなくコメディっぽい、ツイてない男とかホット・ファズとか
 イギリスっぽいやつかもね?と思って、見てみました。
 パッケージも何やらコメディっぽいやん?
 が、思ってたのとは、いい方に違いました。
 

 最初は2人の素性も、ブルージュにいる理由も、レイが情緒不安定なのも
 何もわからず、正直、おもしろくなさげな感じで始まりでした。
 ハズレたかも・・・と思ってたら、実はそんなことなくて。
 
 ケンはベテランの殺し屋、レイはルーキーなんやけど、レイは初仕事で
 子どもを巻き添えにしちゃったわけです。
 それでヘコんでるレイを、ボスのハリーがケンに殺すよう言うんですが。
 レイを殺せないケンがボスに背いて、自分が殺される覚悟でレイを逃がすのよ。
 それを知ったハリーもブルージュにやってきて、一度は逃げたレイも、また
 暴行罪で捕まってブルージュに戻るハメに。
 3人の殺し屋がそれぞれの信念とか思いで衝突する話です。

 
 筋的にはシリアスで、陰気で後味が悪そう風味が満載なんやけども
 登場人物のキャラとか会話が、そういうのを上手く調和させてて
 ものすごくいい映画でした。
 なんといってもケンが良かった。ハリーも男らしかったし。
 2、3日たてば内容を忘れてしまう映画が多い中、ちゃんと記憶に残る1本でした。

 この映画、ゴールデンブローブ賞や英国アカデミー賞をとったらしい。
 なのに日本では未公開。
 配給会社は見る目ないのね。

ドゥームズデイ  4

ドウームズデイ 2008年、イギリス北部の街グラスコーで突然発祥した
 「死のウィルス」。
 その感染を防ぐため、政府はイングランドとスコットランドの間に
 巨大な壁を造り、壁の北に住む人々を見捨てた。
 2035年、根絶したはずのウィルスがロンドンに現れる。
 政府は壁の北側に生存者がいることから、抗ウィルス剤が
 あると判断。
 スペシャリストのエデンを送り込む。しかしそこは暴力に支配された世界だった。


 そんなおもしろくないやろうなぁと思いつつ見てみたら、意外におもしろかった。
 話としては同じイギリスの28週後・・・28日後じゃないよ、続編の方ね)と
 マッド・マックスってか、あたし的にはマンガの北斗の拳やってんけど、と
 バイオハザードトランスポーターをごちゃまぜにして、そして残酷描写にフロンティア
 プラスした感じです。
 28日後のように未知のウィスルが蔓延し、拡散を防ぐために28週後のように
 地域を隔離。
 何十年後かに人は絶滅したと思われてた隔離地域に生存者を発見し、
 抗ウィスル薬があるかもとバイオハザード(ゲームね)のジルやレヴェッカのように
 危険地帯へ乗り込んで行くヒロインがいるわけです。
 この危険地帯で迎え撃つのが色とりどりのモヒカンで、顔に模様を入れてる 
 感染を免れて生き延びた人たちや、グラディエーター風味の中世っぽい人たち。
 とまぁ、どっかで見たよねな感じなので、あんまり新鮮味はないかも。
 近未来のはずなのに、すっかり文明は崩壊し、ほんとに北斗の拳みたいな
 世界になっとるわけですが。
 まったくの隔離状態やったのに、食べるもんとかどうしてたんでしょ。
 カニバリズムが云々・・・っていうのと、捕まったチームのメンバーが丸焼きにされて
 食べられてたので、人を食ってるっていうのはわかったけど
 結構な人数がいたし、そないに都合よく仲間も死んでくれへんやろうに
 どうやって何十年も生き延びてきたんでしょ・・・ということとかは
 そんなに気にしてはいけません。
 それよりも何よりも、ヒロインが幼いころ、隔離されようとしてる地域から
 脱出を図り、暴徒を止めるために軍が乱射した弾を右目に被弾してましたが
 あんな小さい子が目に被弾して生きてることのが不思議です。
 しかも、被弾してるのにグッタリしてる様子もなかった。
 でもそういうことに気づいても、気づいてないフリをして見なければいけません。

 戦車なのか装甲車なのか知らんけど、簡単に割れてしまうフロントガラスのことも
 気づかなかったフリをして見てください。
 
 残酷描写がけっこうグロかったので、嫌いな人はやめといたほうがいいかもね。


 
 
  
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